曙工業、小ロット加工増強 愛知・安城に新工場
曙工業は、半導体製造装置や航空機部品の受託加工能力を増強する。このほど愛知県安城市内に新工場を稼働させた。半導体製造装置関連や産業機械の小ロット部品を機械加工する。現在本社工場で行っている小ロット受注部品の生産を一部移管し、8月にはフル稼働する計画。同社は半導体製造装置のほか航空機関連の部品加工の受注が好調で、今後、受注増に伴い24時間稼働を目指す。
新工場は2024年夏に機械部品加工の中島製作所(愛知県安城市)から購入したもので、床面積は約1000平方メートル。このほど牧野フライス製作所の主軸テーパ50番のマシニングセンター(MC)1台(写真)と数値制御(NC)旋盤3台、円筒研削盤1台のほか、高精度測定器や自社生産のホイストを導入した。設備投資額は約2億円。
牧野フライスのMCは横型でパレットチェンジャーには7台のテーブルを付けた。1メートル角程度の大物部品加工が可能で、休日稼働を含めた24時間生産を可能にした。今夏には自動車部品加工の専用機の導入を計画しており、これによりフル稼働に移行する。
曙工業は半導体関連で真空ポンプの部品加工が好調に推移していることに加え、航空機関連の製造装置部品やロボット部品の受注も増えているという。生産品目は自動車関連が30%、半導体などの産業機械向けが70%程度になる見通し。
一方でイラン情勢により消耗品やエネルギーコストの負担が増加しており、収益確保が困難となりつつある。省人化設備を導入することで、製造スタッフを増員せずに受注増に対応する。
