ソディック、大型の形彫り放電加工機を追加
ソディックはリニアモーター駆動の形彫り放電加工機「ALプラス」シリーズの大型モデル2機種を発売開始した。加工液を送るポンプをインバーターで最適制御することで消費電力を低減。自動化システムを容易に組み込める機構も採用した。スマートフォンや自動車部品などの精密な金型や部品の加工需要を取り込む。
発売したのはX軸の移動距離が850ミリメートルの「AL80G+」と同1200ミリメートルの「同100G+」。
独自の高出力リニアモーターを搭載し、高速で高応答な加工性能を実現したほか、非接触駆動により経年変化を抑えられ長期で高精度を維持できる。
温度変化による変位などに対する精密熱変位補正機能を標準搭載し、加工精度を向上。蓄積した放電加工の基礎データなどをベースに最適な数値制御(NC)プログラムを人工知能(AI)で推論して出力する機能も備え、利便性を高めた。
またX軸の移動距離が400ミリメートルの「同40G+」と同600ミリメートルの「同60G+」も発売済み。