松浦機械製作所、5軸立型・複合MC投入 ワーク拡大、パレット増
松浦機械製作所は、加工できる加工対象物(ワーク)を増やした5軸制御立型マシニングセンター(MC)「MX―520 PC7」と5軸複合MC「MX―520T 同」を発売した。両機種とも、ワークを乗せるパレット枚数を増やした新型パレットチェンジャー「タワーパレットシステムPC7」を搭載。ワーク数の増加により、一層の自動化や無人運転につなげられる。同パレットチェンジャー単体の消費税込みの価格は2750万円。
搭載するタワーパレットシステムPC7は、パレット数を従来機の4枚から7枚に増やした。2段構造にし、従来のフロアパレットシステムと同等のスペースで設置できる。
パレット交換時に入り込む切りくずやクーラント(切削液)を集積し、たまったクーラントは自動で排出するシステムも搭載。ドアも広く開けられるようにしてメンテナンス性も高めた。最大ワークサイズは直径520ミリ×高さ330ミリメートルで従来品と同等にした。