センタードリルに新製品『SPセンターZERO』
センタードリルで名を馳せるイワタツールが報道陣を集めてプレスリリースを開催。
その席で、同社の主力製品であるSPセンターに、待望の新製品が登場すると発表があった。
1㎜以下のドリルのモミツケ(位置決め)では日本を含めアジアでトップシェアを誇るイワタツール。同社の売り上げの50%以上を占めるというSPセンターの新製品『SPセンターZERO』は、位置決めが限りなくゼロに近づくことからその名を付けられたという。
主な特徴は、以下の3つ。
①ドリル位置精度は1μm以下を実現。
②穴の入り口側のバリが抑えられ、後工程のドリルがバリに引っかからない。
③薄板穴加工なら、これで完結できる。
岩田社長は「モミツケが揃っていると後のドリルがすんなりと入っていく。逆に、位置がズレたまま後工程にまわすと、そこで使用するドリルが無理をし、異常摩耗をおこしたりする。このSPセンターZEROの寿命もそうだが、このドリルでモミツケをしておくことで、後工程で使用するドリルの寿命も延びるんです」と、その性能に自信をのぞかせた。
今後主力製品となるであろう『SPセンターZERO』。同社は月に1万本の販売を計画しているという。まずは年内を目途にメインサイズを国内外の市場へと投入。その後、順次サイズバリエーションを追加していくようだ。
ニュースソース:名古屋機工新聞(http://www.kikou.co.jp/)