スギノマシン、EV向け大型加工機を発売 主軸6本で時間短縮
スギノマシンは、最大6本の主軸を有する大型部品加工機「ギガフィーダ」を発売開始した。同機1台で穴あけやタップ加工、カッターやエンドミルを用いたフライス加工が可能。広い加工エリアが特徴で、アルミニウム製のバンパーやシャシー、電池ケースといった電気自動車(EV)向け大型部品の加工に適する。
新機種は装置1台当たり、最大6本の主軸を備える。各主軸が個別のプログラムで同時に加工を行うため、加工時間の大幅な短縮が可能。各主軸は自動工具交換装置(ATC)を装備し、各11本、最大66本のツールを搭載できる。
標準搭載する水平方向の主軸4本は、各軸ともX軸1850ミリ、Y軸1450ミリ、Z軸350ミリメートルのストロークを持ち、大型EV部品の加工に最適。加工対象物(ワーク)を縦置きして加工することで、省スペース化にもつなげた。