スギノマシン、ロボで高精度切削加工 アーム先端部開発
スギノマシンは、ロボットによる切削加工を可能にしたエンドエフェクター(作業を行うアームの先端部分)を開発した。10月に受注を始める。穴開けやネジ立てに加え、ロボットでは難しい高精度なフライス加工にも対応する。消費税抜きの価格は800万円(ロボットを除く)。初年度30台の販売を目指す。
開発した「セルフィーダ デュオ ロボットエディション」は、産業用ロボットの先端に取り付けて使用する。自由な姿勢で位置決めできるロボットのメリットを最大限活用し、あらゆる角度からフライス・エンドミル加工を可能にした。
自動車の車体構造を一体成形する「ギガキャスト」部品など、大型部品を低コストに加工する設備として訴求する。