スター精密、スイス型自動旋盤を12月発売
スター精密は、自動車、油圧・空圧装置などさまざまな業種の部品加工に対応できるスイス型(主軸移動型)自動旋盤「SP―20」を12月に発売すると発表した。最大加工径は標準仕様で同20・0ミリメートル。コレットチャックとガイドブッシュの選択によるオーバーサイズ仕様で同25・4ミリメートルまでの棒材を加工できる。機械本体の価格は消費税抜きで930万円。年間1500台の販売を目指す。
正面加工用刃物台にガイドブッシュを取り囲むように構成した門型刃物台を採用。手前側に最大8本の旋削用バイトを装着できる。
奥側に装備した7軸型のクロスドリルユニットは、5カ所をカートリッジ式ポジションとし、加工部品の形状に応じて多様な工具ユニットが装着可能。上部に配置した穴開け工具用スリーブホルダーは4軸型と5軸型のいずれかを選択できる。
正面側、背面側でさまざまな回転工具ユニットを使って工程分割とサイクルタイム短縮を図れる。