スタッドラインファスナー、レーザー加工機を拡販
スタッドラインファスナーは、中国ボーダーレーザー製レーザー加工機の拡販に向けて営業体制を増強する。6月ごろに北九州市に九州地区向け営業拠点を新設するほか、2025年度中には東大阪市周辺に機械の在庫保管用の倉庫の設置も検討する。また角田事業所(大阪府東大阪市)を顧客向け研修やパーツセンターの拠点としても活用する予定。販売・サポート体制を拡充し、板金加工業者らからの設備投資需要を取り込む。
25年12月期に同レーザー加工機10台を販売する計画。工作機械やロボットなどのマシン事業の売上高で24年12月期比倍増の4億円、全社売上高で同6割増の8億円を目指す。
スタッドラインファスナーは24年5月にボーダーレーザーの岐阜県・三重県以西の地域総代理店となった。ボーダーのファイバーレーザー加工機は発振器の種類が豊富で、日本製の機械の半額程度と安価なのが強み。
北九州市の営業所は小倉地区で開設し、26年をめどにショールームの併設も検討する。在庫倉庫は東大阪市周辺に設置を予定しており、工作機械やロボットなどの在庫を置いて即納体制を構築したい考え。
角田事業所はショールームにボーダー製のファイバーレーザー加工機2台などを設置して顧客向けの試運転に対応しており、ここで近く納入後のトレーニングを始める。25年中に国内顧客向けの保守や部品供給の機能も付与する。ボーダーが派遣する技術者の常駐も検討している。
スタッドラインファスナーは板金加工用の工作機械やスタッドボルトなどのファスニング製品、ロボットなどを扱う商社。
試作品の設計や自社設計の協働ロボット用溶接架台なども手がける。