タケダ機械、形鋼加工機の周辺装置試作 待機時間ゼロ
タケダ機械は建設業界向け形鋼加工機の生産性向上につながる周辺装置の試作機を開発した。加工用鋼材の搬入装置と加工後の鋼材を送り出す搬出装置を製品化する。従来は鋼材搬出制御の仕様で、次の加工のために鋼材を送り始めるまでの待機時間が最大18秒かかっていた。新機構の採用で安全性を確保した上で待機時間ゼロにした。5月に試作機を顧客に納入し、操作性などの意見を基に量産機の仕様を決めて年内にも投入する。
周辺装置を含めた形鋼加工機の全体システムのサイズは幅5・5メートル、全長36メートル。加工用鋼材の長さは12メートル。従来の搬入装置は幅50ミリメートルの鋼材で最大10本までしか搭載できなかったが、機構の見直しで40本まで搭載できるようになった。これにより、作業員が頻繁に鋼材を供給する手間を減らした。
これまで穴あけや切断した鋼材はローラーコンベヤーで搬出しており、センサーで安全性を確認するまで次に加工する鋼材を送れなかった。新型の搬出装置は加工した鋼材をグリッパーでつかんで搬出する方法に変えたため、次の加工までの待機時間をなくし安全性の確保と連続加工を両立できる。
竹田雄一社長は「人手不足の影響で機械の稼働率をいかに上げるかが重要だ」とし、形鋼加工機とともに周辺装置の普及を目指す。新製品は社内部門横断型の開発プロジェクト「プロジェクトことづくり(KTD)」の第1弾製品。鋼材加工の省人化、自動化、生産性向上をテーマに社内で企画案を募った。
