韓国UND、自動工具交換装置など開発 協働ロボ向け
韓国のUNDは、組立工場などの協働ロボット向けに、部品をつかむ部分のアタッチメントを磁力で素早く交換できる自動工具交換装置(ATC)と部品搬送用の磁気グリッパーを開発した。米国に続き日本での販売も近く開始する。
「マグボット(Magbot)」と名付けた製品群は、デンマークのユニバーサルロボット(UR)の協働ロボ用。
スイッチングによる磁気の切り替えで協働ロボに取り付けた本体と、工具側のアタッチメントとを接続・切り離しできる仕組み。同社によれば、これまでの空圧や機械式のATCに比べて、ワイヤレスのため機構がシンプルなほか、交換時間の短縮、設置コストの低減が図れるという。ATCに加え、可搬重量10キロ―16キログラムまでの強磁性の部品や材料を磁力で吸着して運搬できる磁気グリッパーも3種類用意。