ヤマザキマザック、横型MCに新モデル 環境性能と生産性両立
ヤマザキマザックは環境性能と生産性向上を両立した横型マシニングセンター(MC)「HCN―4000 NEO」「同5000 NEO」を発売開始した。
油圧ユニットなどの周辺機器の環境性能を高めることで機械使用時の消費電力を約半分にした。数値制御(NC)ロータリーテーブルで生産性も高めた。価格は3650万円(消費税抜き)から。合わせて年間280台の販売を目指す。
クーラントタンク内のスラッジを効率的に回収する新開発のクーラントシステムをオプションで用意。切削量に合わせてクーラント機器の動作を最適化し、省エネルギー運転を実現する。タンクの保守費用を削減すると同時に、クーラント寿命を延ばし、廃油量を減らす。
NCロータリーテーブルの標準搭載によりテーブルの割り出し時間を短縮し、生産性が向上。高速・高精度の位置決めが可能なダイレクトドライブ(DD)モーターテーブルもオプション展開する。また、切削スピードを優先した「大荒加工モード」を追加し、荒加工時の切削時間を短くした。