ヤマザキマザック、新型複合機 複雑形状品を高生産
ヤマザキマザックは新型の複合加工機「インテグレックスj―200 ネオ」シリーズを発売した。従来機から各仕様を強化して、生産性や複雑な多面形状の加工対象物(ワーク)への対応力を高めた。消費税抜きの価格は3210万円から。
旋削主軸の出力とトルクを向上させ、高生産性を実現した。また、標準仕様よりさらに出力・トルクを強化したハイパフォーマンス仕様も用意する。
ミル主軸のB軸割り出し範囲も拡大。従来機では5度単位だったB軸最小割り出し角度は、標準仕様で1度単位となった。全長を短縮したコンパクトミル主軸を採用したハイパフォーマンス仕様では0・0001度単位の高精度割り出しが可能で、さまざまな形状のワークの加工に対応する。
稼働中の消費電力をコンピューター数値制御(CNC)装置のモニター上に見える化する「エナジーセーバー」機能を搭載。インバーター式油圧ユニットやチラーユニットの採用により、消費電力も削減した。