岩本工業 切削液自動供給装置
岩本工業の工作機械用の切削液自動供給装置「クーラントサーバー 楽~ラント」が着実に販売を伸ばしている。2021年度は15台だったが、22年度は23年2月の段階で24台に拡大。展示会などでPRを重ね、自動車・建設機械メーカーへの採用が決まるなどした。岩本社長は「来年度は販売目標を月5台のペースにしたい」と抱負を語る。
同製品は切削液の計量、希釈、濃度確認から工作機械への運搬、供給といった一連の作業を自動でする。さらに濃度変更の調整や起動・停止のタイマーを設定できる。これら充実した機能に現場の人手不足も重なり、導入企業の3割強がリピートで購入するという。
渡辺政臣商品企画部営業担当課長は「製造現場の自動化としては一見地味だが、比較的容易に取り組めるので第一歩に」と勧める。