芝浦機械、フライス中ぐり盤2台対向で同時加工
芝浦機械は床上形横フライス中ぐり盤2台を向かい合わせに配置し、対面する加工を同時にできるシステムを開発した。四角い大型の加工対象物(ワーク)の4面加工を通常の半分の2工程に集約するなどし、加工時間を大幅に短縮できる。二つのパレットを自動交換する装置も備え、加工の自動化や省人化、長時間の無人加工、多品種少量生産などに対応する。
同社の床上形横フライス中ぐり盤「BSF―150C」2台を対向に配置し、二つのパレットチェンジャーを備えたシステムを開発。タダノから同システムをベースにした大型建機用旋回フレームの全加工に対応した生産システムを受注し、丸亀工場(香川県丸亀市)に納める。
高剛性で高精度な加工が可能なBSFを2台同時に制御する専用システムを構築。大型ワークの対面に同芯度が必要な加工の場合、対面同時加工が可能なため、1台でテーブルを反転させて2工程で対応するよりも高精度な加工を実現した。
タッチセンサーを使った自動計測機能やワーク種共有の専用治具により省人化や段取り時間の削減が見込める。二つのパレットチェンジャーで段取りの効率化や自動スケジュールに従った無人加工が可能で、作業者の負担軽減にも貢献する。
芝浦機械は立旋盤や特殊機といった大型機を手がけ、機械同士の組み合わせによる生産システムの提案などに力を入れる。
