製造工程にマイクロ波 マイクロ波化学が実験装置外販
マイクロ波化学は、製造プロセスへのマイクロ波の導入を見据えた検証が手軽にできる実験装置を発売した。ユーザーの実験環境によって周波数などをカスタマイズできる。価格は仕様によって異なる。同社が実験装置を外販するのは初めて。外販を通じて、マイクロ波を用いた加熱プロセスの事業化を進める企業を増やす。
発売した「M―block(ブロック)」は、マイクロ波を使った単純な加熱実験だけでなく、マイクロ波プロセスの実機導入を見据えた検討にも利用できる。
マイクロ波の周波数は915メガ、2450メガ、5800メガヘルツで、マイクロ波発振器が照射部と分離されているため容易にカスタマイズできる。手軽にマイクロ波プロセスを検討できる環境を提供でき、事業化を見据えたスケールアップも円滑に実現できる。