中村製作所、ロボ部品の受注拡大 横型MC・立型CNC旋盤導入
中村製作所(三重県四日市市)は、ロボット関連向けの受注増に向け、横型マシニングセンター(MC)と立型コンピューター数値制御(CNC)旋盤を新たに導入した。総投資額は約1億2000万円。自動化や生産性向上を目的としたロボット需要が今後も続くと考え、設備増強を決めた。関連する部品加工の受注を拡大し、2023年6月期に14億円を見込む売上高を24年6月期に16億円に伸ばすことを目指す。
中村製作所はコロナ禍以降、主力の工作機械関連部品の受注が減少したため他の成長産業の受注拡大を図り、設備投資を続けている。ロボット関連の売上高に占める割合はまだ少ないが、今回の設備増強で中・大型ロボット部品関連の受注を伸ばし、割合を3割に引き上げる考えだ。