中京、正面フライスカッターに鋳鉄向け追加
中京は、正面フライスカッター「カルカッター」シリーズに、立方晶窒化ホウ素(CBN)を用いた鋳鉄加工用の「CBNカルカッター」を追加し、発売した。
本体は軽量で高強度なアルミニウムボディーを採用し、ねずみ鋳鉄の高速高能率加工を実現した。刃先交換チップ(インサート)は2カ所のコーナーにCBNを配置し2回使用が可能。
インサートは「汎用」「低抵抗」「ワイパー」の3種類を用意した。工作機械のテーブルや建設機械のエンジンなどの加工での使用を想定する。
同社は主に自動車業界向けのダイヤモンド工具を得意とする。電気自動車(EV)化の進展に伴って部品加工が変化する中、手がける製品を新たな分野向けにも展開する動きを進めている。