住友電工、粗加工工具の刃径拡充
住友電気工業は切削工具「高能率粗加工用高送りカッタ SEC―スミデュアルミルDMSL型/DMSW型」に、刃径35ミリ―100ミリメートルの25型番を追加し、6月に発売する。多様な刃径をそろえ、自動車や航空機、産業機械、金型などの加工で強まる高能率化ニーズを取り込む。消費税抜きの価格は個別設定する。
DMSL型/DMSW型は送りの高速さや加工の安定した長い突出し、良質な加工面が特徴。DMSL型の刃径は16ミリメートルが最大だった。新型番の追加により同35ミリ―100ミリメートルまで加工領域を広げ、高能率化によるコスト低減や低炭素化を支援する。既存のDMSL型/DMSW型と合わせ初年度に1億円、2年後に2億5000万円の販売を見込む。