住友電気工業は、インド・マハーラーシュトラ州ナビムンバイ市に、切削工具販売会社のスミトモエレクトリック・ハードメタル・インディアをこのほど設立した。資本金は2億5600万円。3月に営業を開始し、自動車生産をはじめ機械加工の需要が拡大する同国で地域に密着し、事業を拡大する。販売会社は2023年に売上高10億円を目指す。
販売会社には住友電工が100%出資する切削工具アジア統括会社が約99%を、住友電工が残りを出資した。従業員は10人。超硬合金や立方晶窒化ホウ素(CBN)のインサート(刃先交換チップ)、超硬ドリルなどを販売する。23年に人口が世界一となる見通しのインドで、切削工具事業を強化する。