住友電工、難削材向け突っ切り工具発売 異常振動を抑制
住友電気工業は部品を切り落とす突っ切り加工の切削工具「SEC―突切りバイトGLC型=写真」を発売開始した。
インサート(刃先交換チップ)を強固に固定する形状のホルダーが、工具の異常振動を抑える。最大で径140ミリメートル・溝深さ70ミリメートルの加工対象物(ワーク)に適用する8種類の超硬ホルダー「GLC―C型」をそろえた。インサートは12型番。
インサートは難削材加工用の材種をそろえ、耐久性を高めた。レンチ一つで迅速・高精度にインサートを交換でき、作業効率も高められる。
自動車部品で多く加工される突っ切りの異常な工具振動の抑制のほか、航空機部品で使われる耐熱合金など加工難易度の高い難削材などの需要を開拓する。