ジェイテクト、CNC小型円筒研削盤 小物量産加工向け追加
ジェイテクトは、コンピューター数値制御(CNC)小型円筒研削盤「G1シリーズ」に小物量産加工に適した「タイプBt」を追加し、発売したと発表した。
従来機の「e300Gi」を刷新した。CNC装置の選択を可能にしたり、長さ違いの加工対象物(ワーク)の段取り替えを不要にする新機構などを導入したりした。必要な機能に応じて3パッケージを用意。消費税抜きの価格は1640万円から。年間25台の販売を目指す。
CNC装置は従来の「トヨプック―GC70」に加え、「ファナック0i―TFプラス」を選べる。
ワークの長さに合わせて自動で主軸の心間調整をする「主軸NCシフト機構」を持つパッケージでは、定寸装置の位置を一定にでき、段取り替えの作業を省ける。
ワークを両側センターの押しつけ力で駆動させる「両センタ駆動」を採用。これにより、駆動金具なしでの外径全段研削が可能となり、2工程を1工程に集約できる。
また「スリープイン・ウェイクアップ機能」により、電源を入れている間の非加工時間の消費電力を最大75%削減する。