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- 2022年1月27日
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タンガロイは、極小内径加工用工具「タイニー・ミニ・ターン」に、物理気相成長(PVD)コーティング材種と刃先交換式内径バイトを追加し、発売した。多様な小径部品加工に対応する。
新材種の「SH725」は、耐摩耗性と耐チッピング性に優れており、安定した長寿命を実現する。価格は代表型番の「TBTR04090010―D028 SH725」が3696円(消費税込み)。初年度1億5000万円の販売を見込む。
刃先交換式内径バイトは、最小加工径5ミリメートルに対応。シャンクに設けた油穴やチップブレーカの効果により、高い切りくず処理性と排出性を発揮する。価格は代表型番の「A07050―SEXPR03―3」が1万6940円(同)。
- 2022年1月27日
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- 2021年10月25日
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タンガロイは、多機能溝入れシステム「タング・カット」シリーズに2ミリメートル幅やインチ幅インサート(刃先交換チップ)計21アイテムを拡充し、発売した。
価格は主な型番の「DGL2―020AH7025」が2607円(消費税込み)。初年度に3000万円の販売を見込む。
2ミリメートル幅インサートは、低送りでの切りくず処理に優れたDGL形、外径から端面溝、横送り加工までカバーする多機能タイプのDTX形、フルR形状で倣い加工に適したDTR形、STR形に追加した。
材種には、汎用的なAH7025と耐熱合金用のAH8005、非鉄金属、チタン合金加工に最適なノンコートKS05F材種の3種類を設定した。
また、同シリーズでインサートのメトリック幅に加えインチ幅も設定。まずは外径溝入れ、突切り加工用の第1選択DGM形と、切れ味が良く低抵抗なDGS形の2種類のチップブレーカーを選定した。
- 2021年10月25日
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- 2021年10月7日
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・概要
高送りカッタとして10年来好評をいただいている『DoFeed(ドゥー・フィード)』シリーズの経済性と加工能率の高さはそのままに、主に小型部品の加工に適した『AddDoFeed』を、新たに発売いたします。
小型部品の加工にはソリッドエンドミルが多く使用されています。しかし、溝加工や掘込み加工といった負荷の高い加工を行う際は、工具剛性が低い小径ソリッドエンドミルでは切込みや送りを上げられず、加工時間が伸びる傾向にあります。
このような加工に対して、高送りカッタ『AddDoFeed』は、内接円径ø4.0mmの小さなインサートの採用と、工具径ø16mmで4枚、ø25mmで7枚となる多刃仕様ボディの組合せで、汎用の小径ソリッドエンドミルよりもはるかに高能率な加工が可能です。
非常に小型のインサートを使用していますが、高送りカッタ『DoFeed』シリーズの特長である経済的な両面仕様4コーナタイプのインサート、切りくずの噛み込みを防ぐインクリネーション、また大きなすくい角により切削抵抗を下げ安定加工が可能、というコンセプトはそのまま踏襲しており、幅広い被削材で高送り加工が可能です。
今回の新たなシリーズの発売により、『DoFeed』シリーズに設定している大径レンジ06サイズ、中径レンジ03サイズに加え、『AddDoFeed』で小径レンジに対応するなど、あらゆる被削材と加工形態において、超高能率加工を提供します。
・主な形番、標準価格
EXN02R016M16.0-04
LNMU0202ZER-MM AH3225
計21アイテム
- 2021年10月7日
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- 2021年8月12日
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当社は、Ni(ニッケル)基耐熱合金や難削ステンレス鋼をはじめとした難削材の高能率旋削加工用に新材種「AC5005S」を開発し、販売を開始しました。
航空機や医療産業分野における機器・部品などには、耐熱性や耐食性に優れるNi(ニッケル)基、Co(コバルト)基、Ti(チタン)合金などの難削材が多く用いられるため、それらを加工する工具の需要は年々増加しています。
一方で難削材は高温強度が高く、切削加工時には工具刃先の温度が著しく高くなるため、工具寿命が低下し、加工条件を見直す必要があります。このような問題を解決するため、当社は難削材旋削加工において、従来比1.5倍の高能率条件で安定長寿命を実現する新材種「AC5005S」を開発しました。
これにより、汎用「AC5015S」、断続加工用「AC5025S」と合わせ、「AC5000Sシリーズ」を3材種に拡充しました。販売価格は当社従来品と同設定ながら、高能率化・長寿命化による工具交換頻度の低減と工具使用量の低減が可能となり、加工コストの削減に貢献します。
鋼旋削用コーティング新材種「AC5005S」を開発、販売開始
1. 特長
高温物性に優れる新開発の超硬母材と、当社独自のPVD*コーティング技術「アブソテック®(Absotech®)」を適用することで、難削材の高能率加工において安定長寿命を実現します。
- 2021年8月12日
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- 2021年4月26日
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この製品は、建機、工作機械、金型部品(鋳物、構造物等)などの大物製品加工をターゲットとして無垢の材料から高切込みな荒加工と、高精度な立壁加工を可能とした、両面6 コーナ仕様の高能率肩削りカッタ。炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、鋳鉄、ステンレス鋼等の肩削り、平面削り、溝削り加工等の荒加工に威力を発揮する。
特長
① 切りくず排出性とカッタ本体剛性に優れ、軸方向切込み量(ap)最大10ミリ可能な高能率肩削りカッタ。平面削り・溝削り・プランジ加工など幅広い用途で使用可能。
② インサートは両面6コーナ使用可能で経済的、コーナRはR0.8とR1.6の2種類をラインナップ。厚み7.5ミリの高剛性インサートにより、荒加工領域で安定した加工ができ、さらに独自の3次元ブレーカ形状により、両面使用可能なインサートにおいても、カッタ本体のアキシャルレーキをポジ刃形とし、切削抵抗の低減を実現。
③インサートの外周切れ刃軌跡を円弧状とすることで高能率かつ高精度な立壁仕上げ加工が可能。
④インサート材種は、一般鋼や35HRC以下のプリハードン鋼に適し、耐欠損性に優れた材種「JC8050」と、鋳鉄および50HRC以下の焼入れ鋼に対応する、耐摩耗性に優れた汎用性材種「JC8118」を採用。
- 2021年4月26日
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- 2021年3月22日
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難削材加工用エンドミル〝SMARTMIRACLE(スマートミラクル)エンドミルシリーズ〟に超耐熱合金加工用として2枚刃ボールエンドミル「VQN2MB」と4枚刃ボールエンドミル「VQN4MB」「VQN4MBF」を追加しました。
スマートミラクルエンドミルシリーズは、チタン合金・耐熱合金などの加工において、加工能率と工具寿命延長を実現。
航空機部品に多く使用されているNⅰ基超耐熱合金を加工する用途に特化した「VQN2MB」9アイテム、「VQN4MB」8アイテム、「VQN4MBF」8アイテムを追加。
「VQN2MB」「VQN4MB」「VQN4MBF」は、超耐熱合金加工用として耐摩耗性と耐熱性に優れた(Al,Tⅰ,Sⅰ)N系のコーティングの採用し、耐摩耗性・耐チッピング性を向上、
また超耐熱合金加工に対応した独自のR刃のすくい角やボールカーブの最適化により、耐欠損性を向上し安定した高能率加工を実現。
中心まで4枚刃を保持し5軸加工にも最適な「VQN4MBF」と、先端2枚刃で切りくず排出性に優れ荒加工に対応する「VQN4MB」を選択することが可能。
- 2021年3月22日