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- 2022年9月7日
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住友電気工業は自動車部品などのアルミニウム合金加工用切削工具「アルネックスANX型」に、バリを抑え光沢仕上げできる化学気相成長(CVD)単結晶ダイヤモンドを刃先に適用した「ワイパーブレードWS型」を追加、発売した。
独自の気相合成技術による単結晶ダイヤモンドにより、高度な耐摩耗性・耐欠損性でアルミ合金の長寿命・安定加工を可能とする。切れ刃をシャープにすることで、アルミ合金加工で生じるバリを長時間抑制する。
消費税抜きの価格は標準品の「ANB1600R―WS SCV10」が、6万9000円。販売計画は初年度1200万円、次年度3600万円。
自動車産業では燃費性能を改善するための部品軽量化に伴い、アルミ合金の使用割合が増加。切削加工の高能率化や工具の長寿命化、加工面品質向上などのニーズに応える。
- 2022年9月7日
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- 2022年8月31日
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共立精機は、画像処理タイプのツールプリセッター用人工知能(AI)ソフトウエアを開発した。ドリルやエンドミルなど刃具に付着した切り粉、塵やホコリなどの異物を検知し、付着物を除いた寸法を正確に測定できる。自動車、航空機業界など金属加工が必要な製造現場で、人手による工具の付着物の除去作業を省ける。消費税抜きの価格は50万円。10月に発売し、2022年度に20台の販売を目指す。
省人化、省力化のニーズが高まっており、24年度には年販60台に引き上げる考えだ。
共立精機製の非接触式の画像処理ツールプリセッター向けに展開する。画像処理プリセッターは、電荷結合素子(CCD)カメラで工具の形状、径や高さ、角度などの寸法を測定する。高精度に測定できる半面、刃具に付着した塵やホコリまで認識する誤測定が課題となっていた。そのため、専用クリーナーで工具を拭き取る作業が生じていた。
開発したAIソフトは、数千パターンにおよぶ深層学習(ディープラーニング)により、付着物を検知して刃具の寸法だけを正確に測定できる。「工具の交換から測定、データ転送まで人を介さない自動化システムを実現した」(共立精機)としている。
共立精機は、スギノマシンの完全子会社。1950年創業で従業員は約100人。ツールプリセッターのほか、工作機械と切削工具をつなぐツーリング(工具保持具)、光学機器向けの球面加工機、撹拌・脱泡機などの開発、製造を手がける。ツールプリセッターと刃具交換装置や複数の機器を組み合わせて、工具の交換から計測までを自動化したシステムを15年に開発した。AIを活用し機械加工現場の自動化ニーズに対応する。
- 2022年8月31日
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- 2022年8月30日
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DMG森精機は、小型・複雑形状加工に対応する複合加工機「NTX500」を発売を開始した。容積を従来最小機種と比べ4割縮小。高出力主軸の搭載などにより、同加工における生産性や加工精度向上を実現する。価格は3770万円(消費税抜き)から。医療機器や時計、光学部品、ロボット部品など加工向けに年間240台の販売を見込む。
サイズは幅3480ミリ×奥行き2060ミリメートルで、同社複合加工機「NTXシリーズ」で最小となる。これまで自社工場の広さに制約があり、複合加工機を導入しにくかった顧客でも利用できる。
全長250ミリメートルと小型で、最高回転速度が毎分4万2000回転、出力15キロワットのターンミル主軸を搭載。90度回転した同主軸が左右主軸の間にあっても、第2刃物台との干渉がなく、左右の各主軸で同時に加工できる。
第2刃物台には、最高回転速度が毎分1万2000回転のミーリング主軸を標準搭載したほか、ストロークがプラスマイナス30ミリメートルのY軸も搭載し、幅広いミーリング加工に対応する。
またX、Y、Z軸へのスケール標準搭載や機体冷却などの熱変位抑制により、高精度を実現した。直感的な操作で工具段取り時間を短縮できるマガジン操作パネルの搭載や、加工対象物(ワーク)の搬送や洗浄、バリ取りに対応する機内走行式ロボットも組み込める。
医療機器や時計、ロボット部品市場では複雑な形状のワークの小型化、精密化が進んでいる。同社では「より小型・複雑なワークに見合った機械」(栗谷龍彦執行役員)として訴求し、小型複合加工機の需要を取り込む。
- 2022年8月30日
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- 2022年8月29日
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滝沢鉄工所は、工作機械のユーザーに向けてウェブサイトで情報提供などを行うサービスを始めた。近く、メンテナンス履歴の電子化システムも稼働させる。顧客の利便性向上と自社サービススタッフの業務効率化が狙い。物品の購入を除き利用は無料。ユーザーの8割の利用を目指す。
「TAKISAWA DXサービス」の名称で始めた。機械の番号を入力してユーザー登録すれば、工作機械のマニュアルや新製品情報を閲覧できる。旋盤によるネジや溝切りなどの加工法の解説動画も視聴できる。
物品の電子商取引(EC)機能もあり、工具ホルダーや、入門機種「TACシリーズ」向けの対話入力型ソフトウエアを販売する。
さらに近く、メンテナンスの作業報告書を電子化するシステムも稼働させる。サービススタッフ全員にタブレットパソコンを配備。修理などの検収時のサインをタブレット上で行うほか、報告書を電子化して保存し、顧客とメーカー双方で閲覧できるようにする。
同社のサービス拠点は11カ所、30人強で全国をカバーする。サービスの付加価値向上が課題になっていた。
工作機械に通信機能を持つ端末を装着し、稼働データなどを収集するIoT(モノのインターネット)をサービス化する構想もある。
- 2022年8月29日
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- 2022年8月26日
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入曽精密は、DMG森精機の協力を得て、5軸切削加工のノウハウを動画で提供するサブスクリプション(定額制)サービスを始めた。多様な加工対象物(ワーク)モデルごとに、5軸加工機の操作方法を分かりやすく習得できる。5軸加工機の普及を促進し、製造現場の高度化、高付加価値化を支援する。
新サービスは「5軸加工ナビ―K’sワーク加工工程動画」。5軸加工機による多様なワークへの加工工程を動画で解説し、加工の全ての作業を直感的に習得できる。価格は消費税抜きで月額3800円。まず10事例から提供を開始し、毎月3―5事例を追加する予定。
また、5軸加工ナビのメニューとして、実際の加工に必要なモデルデータや数値制御(NC)データ、ツール情報などをパッケージにした「K’sワーク加工データ」を7月からダウンロード販売する方針。入曽精密が持つDMG森精機製の5軸マシニングセンター(MC)「DMU50 3rd Generation」での加工実績のあるデータも含む予定だ。材料や治具の準備、取り付けなどの手順を教える「段取りナビ」も2022年秋に投入する計画。3サービスで年内100社以上への販売を目指す。
5軸加工機は製造工程の集約や省エネルギー化、省力化など高機能な点が特徴だが、取り扱いの難しさなどから国内で普及が遅れているのが現状だ。入曽精密ではこれまで5軸加工ナビのマニュアル書を出版するなど普及を支援してきた。斎藤社長は「“匠の技”をネットで伝承することで、製造現場のデジタル変革(DX)につなげたい」としている。
- 2022年8月26日
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- 2022年8月25日
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日本機械工具工業会は、2022年度の機械工具生産額見通しを前年度比1・3%増の4770億7600万円に設定した。内外需ともに比較的好調を持続する予想としつつも、米国の金利上昇による影響や中国経済の低迷、資源価格の上昇など先行き不透明感が強いことを踏まえて微増にとどめた。
半期別では、上期が前年同期比4・7%増の2417億7800万円、下期が同2・1%減の2352億9800万円となる見通し。上期は堅調な米国経済と内需回復がけん引するものの、下期は金利上昇やウクライナ危機の長期化による資源の高騰などを踏まえて減少を予想する。
主な品目別生産額は、ドリルが前年度比5・8%増の641億6400万円、エンドミルが同3・2%増の516億900万円、ネジ加工工具が同4・7%増の423億5800万円を見込む。一方でインサート(刃先交換チップ)は同4・3%減の1862億1500万円を予想。前年度に大きく伸びた反動によるもので、日本機械工具工業会では「数字自体は悪くはない」(事務局)としている。
また材種別生産額は、特殊鋼工具が同3・1%増の851億7100万円、超硬工具が同0・2%減の3247億6600万円、ダイヤモンド・立方晶窒化ホウ素(CBN)が同0・9%減の270億5900万円と予想した。切削工具全体では同0・9%増の4289億3000万円を見込む。
- 2022年8月25日
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- 2022年8月24日
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牧野フライス製作所は、マシニングセンター(MC)での機内測定用キャリブレーション(校正)装置を発売した。非熟練者でも簡単な手順で高精度に測定装置の校正が可能で、作業負担の大幅な軽減が見込める。価格は18万5000円(消費税抜き)。出荷開始は10月を予定し、年間300台の販売を目指す。
発売した「ラピッドキャリブレータ=使用例」は、幅直径46ミリメートル、高さ93ミリメートルで重量が700グラム。同装置をテーブル上に設置し、基準工具をゲージピンの中心にセットした上で、専用マクロプログラムを実行するだけで校正作業を行える。
市販のリングゲージを用いる従来方式と比べて作業時間を最大6分の1程度に短縮できるほか、作業者のスキル不足による測定誤差の発生も防げる。
MCで正確な機内測定を行うためには、加工対象物(ワーク)自動測定装置の校正を定期的に実施する必要がある。従来の校正作業は主にリングゲージを設置して各軸をマニュアルで移動させる方式だが、その場合は作業が煩雑な上に長時間を要し、精度が作業者のスキルに依存するなどの課題があった。
- 2022年8月24日
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- 2022年8月23日
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ヒロテックは、欧州での金型や治具・生産設備で構成するツーリング事業を強化する。ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州で自動車向けの生産設備を主力とする企業を5月に取得し、新会社を設立・稼働した。これにより欧州でのツーリング事業の売上高を2021年度の約14億円から、23年度に約70億円、27年度に約98億円に引き上げる計画だ。
新会社「ヒロテックブッハー」は、民事再生中だった企業の社員130人や工場などを取得、欧州でのツーリング営業拠点「ヒロテックヨーロッパ」の完全子会社とした。
取得額は明らかにしていない。工場の床面積は8200平方メートルで、敷地面積は2万1500平方メートル。生産設備や治具の設計・製作工場としては、日本、米国、中国などに次ぎ6拠点目、欧州で中核的な存在となる。
また、ヒロテックヨーロッパの完全子会社で、ドア部品などを生産する「ヒロテックマニュファクチャリングドイツ」では、25年末までに社員を現在の80人から160人へ増員を計画。欧州での生産体制を整備し、ドイツのメルセデスベンツ・グループ(旧ダイムラー)、BMWグループ、フォルクスワーゲン(VW)や部品メーカーからの受注拡大を図る。
- 2022年8月23日
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- 2022年8月19日
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ナガセインテグレックスは、高級機に近い精度と効率、従来機比半分の省スペースを両立した中型門型平面研削盤「SGX―126=写真」を7月1日に発売する。消費税抜きの価格は5200万円と、普及機並みとした。多様な部品や金型プレートの加工用に年間10台の販売を目指す。
機械全体を3点で支える新構造により、工場床面や機械の経年変化の影響を受けにくくした。設計を一新し機械剛性(静剛性)を従来の2倍、振動のしにくさ(動剛性)を同1・25倍にした。
設置面積は縦4500ミリ×横2160ミリメートルで、加工範囲は長さ1200ミリ×幅600ミリ×高さ100ミリメートル。砥石(といし)軸モーターの出力を従来機比2倍の15キロワットとし、最大で直径510ミリ×幅750ミリメートルの砥石で高効率に加工ができる。
テーブル(チャック上面)の高さは従来比300ミリメートル低い850ミリメートル。作業者の足元もスペースを空け、作業がしやすい。油圧シリンダーには稼働状況に応じてポンプ駆動を加減速する機能を追加し消費電力を半分にした。
同社は超精密のハイエンド機が得意。SGXで普及市場での競争力を高める。SGXは今後シリーズ化し、拡大する高精度研削市場で攻勢をかける。
- 2022年8月19日
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- 2022年8月18日
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丸山製作所は、金属加工で使う水溶性の切削液(クーラント)を長寿命化する装置を開発した。超微細な気泡であるウルトラファインバブル(UFB)技術を活用。独自構造のポンプでクーラントを瞬時にUFB化し、菌の増殖による劣化を抑える。添加剤は不要。環境負荷の低減に取り組む工作機械メーカーなどを対象に9月に製品化。初年度は2000台の販売を目指す。
開発した装置はクーラントをポンプに1回だけ通してUFB化する。直径1マイクロメートル(マイクロは100万分の1)未満の超微細な気泡が嫌気性細菌を不活化し、クーラントの腐食・劣化を抑える。防腐剤や水素イオン指数(pH)調整剤などの添加剤に頼らず長寿命化できる。
装置構造はコンパクト。9月受注分の消費税抜きの予定価格は長時間対応型の200ボルトが150万円、短時間対応型の100ボルトが75万円。
特定の水溶性クーラントを使った検証に協力したクーラント製造のビーピージャパン(東京都港区)によると、添加剤を使わない状況で従来製品と開発品を比べると、2―4倍長く良好な状態を維持できたという。
環境対策で油性から置換が進む水溶性クーラントは腐食・劣化の抑制に添加剤が必要。最高等級のクーラントでも年2回以上の交換を要し、交換時は生産を止める場合もある。同剤の排出対策も課題だ。装置はこれらの課題解決や産業廃棄物の削減に寄与する。
丸山製作所は水に関するポンプ事業が主力のポンプメーカー。UFB事業を新たな経営の柱とするため、今後もUFB技術搭載の製品を市場に投入する。
- 2022年8月18日
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- 2022年8月17日
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日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した7月の車名別新車販売は、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」が2カ月ぶりに首位となった。ヤリスは前年同月比19・5%減に落ち込んだものの「他の人気車種も伸び悩むなか首位を取り返した」(自販連)。6月の1位だったホンダの軽自動車「N―BOX」は、同0・7%増で2位となった。
半導体不足や中国・上海のロックダウン(都市封鎖)による生産調整などが影響し、上位30車種のうち、14車種が前年同月の実績を割り込んだ。
1万台を超えたのは上位3車種。3位のトヨタの「カローラ」は、派生車種で2021年9月発売のスポーツ多目的車(SUV)「カローラクロス」がけん引し、同41・2%増だった。
7年ぶりに全面改良し5月に発売したホンダのミニバン「ステップワゴン」や、21年9月に「ワゴンRスマイル」を発売したスズキの軽自動車「ワゴンR」、同「ジムニー」が、新車効果などを追い風に同2倍以上と大幅に伸びた。
- 2022年8月17日
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- 2022年8月12日
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中村留精密工業は世界最小級の工具主軸「NTスマートキューブ」を搭載した自動工具交換装置(ATC)型複合加工機「JX―200」を発売した。工具収納本数が80本に増加したATCで、さまざまな加工・工法が1台で可能。多様な素材の加工対象物(ワーク)に対する長時間の安定した多品種少量生産を実現する。価格は7000万円(消費税抜き)。月10台の販売を目指す。
新製品のATC型複合加工機は工具主軸コラムを垂直に配置し、重心を最適化。多方向からの負荷に強くなり旋削、穴開け、ギア加工、ミーリングなどで安定した加工を実現する。
さらにスイング角度プラスマイナス95度の工具主軸とY軸を持つ下タレットの組み合わせで、L・R主軸での左右同時加工や下タレットでのセンターサポートなど、さまざまな工法に対応する。
また、機械内部の新コラムやフレーム構造、外観について、シンプルかつスタイリッシュなデザインの仕立てにもこだわった。中村社長は「顧客の要望に機械、制御、加工、サービス各部署が意見を出して考え、実現した」と語る。
- 2022年8月12日
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- 2022年8月10日
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DMG森精機はコンピューター利用製造(CAM)で生成した加工経路を工作機械の制御装置に適合した数値制御(NC)プログラムに変換する機能(ポストプロセッサー)と切削加工シミュレーション、切削力最適化機能を統合したソフトウエアを発売したと発表した。
CAMと同社製機械を円滑に連携でき、プログラム作成から加工開始までの大幅な時間短縮や消費電力削減につなげられる。
5軸加工機で使う場合の基本版(ポストプロセッサー、切削加工シミュレーション)の価格は89万6000円(消費税抜き)から。
発売したソフト「セロスダイナミックポスト」は、同社の5軸加工機と複合加工機、横型マシニングセンターに対応。従来個別に購入する必要があった各機能を1本のソフトで使うことができる。
CAMで作った加工経路をポストプロセッサーでNCプログラムに変換。その後、切削加工シミュレーション機能で加工形状の評価と干渉チェック、加工時間の予測を行い、切削力最適化機能により切削負荷を評価して加工条件を最適化したNCプログラムを自動で生成する。
切削加工シミュレーションには同社のデジタルツイン技術を用いることで、機械構造や軸の加減速、工具交換時間などの同社製機械の機能を再現。実際の切削時間や切削力を正確にシミュレーションできる。
- 2022年8月10日