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- 2021年10月25日
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タンガロイは、多機能溝入れシステム「タング・カット」シリーズに2ミリメートル幅やインチ幅インサート(刃先交換チップ)計21アイテムを拡充し、発売した。
価格は主な型番の「DGL2―020AH7025」が2607円(消費税込み)。初年度に3000万円の販売を見込む。
2ミリメートル幅インサートは、低送りでの切りくず処理に優れたDGL形、外径から端面溝、横送り加工までカバーする多機能タイプのDTX形、フルR形状で倣い加工に適したDTR形、STR形に追加した。
材種には、汎用的なAH7025と耐熱合金用のAH8005、非鉄金属、チタン合金加工に最適なノンコートKS05F材種の3種類を設定した。
また、同シリーズでインサートのメトリック幅に加えインチ幅も設定。まずは外径溝入れ、突切り加工用の第1選択DGM形と、切れ味が良く低抵抗なDGS形の2種類のチップブレーカーを選定した。
- 2021年10月25日
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- 2021年10月7日
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・概要
高送りカッタとして10年来好評をいただいている『DoFeed(ドゥー・フィード)』シリーズの経済性と加工能率の高さはそのままに、主に小型部品の加工に適した『AddDoFeed』を、新たに発売いたします。
小型部品の加工にはソリッドエンドミルが多く使用されています。しかし、溝加工や掘込み加工といった負荷の高い加工を行う際は、工具剛性が低い小径ソリッドエンドミルでは切込みや送りを上げられず、加工時間が伸びる傾向にあります。
このような加工に対して、高送りカッタ『AddDoFeed』は、内接円径ø4.0mmの小さなインサートの採用と、工具径ø16mmで4枚、ø25mmで7枚となる多刃仕様ボディの組合せで、汎用の小径ソリッドエンドミルよりもはるかに高能率な加工が可能です。
非常に小型のインサートを使用していますが、高送りカッタ『DoFeed』シリーズの特長である経済的な両面仕様4コーナタイプのインサート、切りくずの噛み込みを防ぐインクリネーション、また大きなすくい角により切削抵抗を下げ安定加工が可能、というコンセプトはそのまま踏襲しており、幅広い被削材で高送り加工が可能です。
今回の新たなシリーズの発売により、『DoFeed』シリーズに設定している大径レンジ06サイズ、中径レンジ03サイズに加え、『AddDoFeed』で小径レンジに対応するなど、あらゆる被削材と加工形態において、超高能率加工を提供します。
・主な形番、標準価格
EXN02R016M16.0-04
LNMU0202ZER-MM AH3225
計21アイテム
- 2021年10月7日
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- 2021年8月12日
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当社は、Ni(ニッケル)基耐熱合金や難削ステンレス鋼をはじめとした難削材の高能率旋削加工用に新材種「AC5005S」を開発し、販売を開始しました。
航空機や医療産業分野における機器・部品などには、耐熱性や耐食性に優れるNi(ニッケル)基、Co(コバルト)基、Ti(チタン)合金などの難削材が多く用いられるため、それらを加工する工具の需要は年々増加しています。
一方で難削材は高温強度が高く、切削加工時には工具刃先の温度が著しく高くなるため、工具寿命が低下し、加工条件を見直す必要があります。このような問題を解決するため、当社は難削材旋削加工において、従来比1.5倍の高能率条件で安定長寿命を実現する新材種「AC5005S」を開発しました。
これにより、汎用「AC5015S」、断続加工用「AC5025S」と合わせ、「AC5000Sシリーズ」を3材種に拡充しました。販売価格は当社従来品と同設定ながら、高能率化・長寿命化による工具交換頻度の低減と工具使用量の低減が可能となり、加工コストの削減に貢献します。
鋼旋削用コーティング新材種「AC5005S」を開発、販売開始
1. 特長
高温物性に優れる新開発の超硬母材と、当社独自のPVD*コーティング技術「アブソテック®(Absotech®)」を適用することで、難削材の高能率加工において安定長寿命を実現します。
- 2021年8月12日
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- 2021年4月26日
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この製品は、建機、工作機械、金型部品(鋳物、構造物等)などの大物製品加工をターゲットとして無垢の材料から高切込みな荒加工と、高精度な立壁加工を可能とした、両面6 コーナ仕様の高能率肩削りカッタ。炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、鋳鉄、ステンレス鋼等の肩削り、平面削り、溝削り加工等の荒加工に威力を発揮する。
特長
① 切りくず排出性とカッタ本体剛性に優れ、軸方向切込み量(ap)最大10ミリ可能な高能率肩削りカッタ。平面削り・溝削り・プランジ加工など幅広い用途で使用可能。
② インサートは両面6コーナ使用可能で経済的、コーナRはR0.8とR1.6の2種類をラインナップ。厚み7.5ミリの高剛性インサートにより、荒加工領域で安定した加工ができ、さらに独自の3次元ブレーカ形状により、両面使用可能なインサートにおいても、カッタ本体のアキシャルレーキをポジ刃形とし、切削抵抗の低減を実現。
③インサートの外周切れ刃軌跡を円弧状とすることで高能率かつ高精度な立壁仕上げ加工が可能。
④インサート材種は、一般鋼や35HRC以下のプリハードン鋼に適し、耐欠損性に優れた材種「JC8050」と、鋳鉄および50HRC以下の焼入れ鋼に対応する、耐摩耗性に優れた汎用性材種「JC8118」を採用。
- 2021年4月26日
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- 2021年3月22日
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難削材加工用エンドミル〝SMARTMIRACLE(スマートミラクル)エンドミルシリーズ〟に超耐熱合金加工用として2枚刃ボールエンドミル「VQN2MB」と4枚刃ボールエンドミル「VQN4MB」「VQN4MBF」を追加しました。
スマートミラクルエンドミルシリーズは、チタン合金・耐熱合金などの加工において、加工能率と工具寿命延長を実現。
航空機部品に多く使用されているNⅰ基超耐熱合金を加工する用途に特化した「VQN2MB」9アイテム、「VQN4MB」8アイテム、「VQN4MBF」8アイテムを追加。
「VQN2MB」「VQN4MB」「VQN4MBF」は、超耐熱合金加工用として耐摩耗性と耐熱性に優れた(Al,Tⅰ,Sⅰ)N系のコーティングの採用し、耐摩耗性・耐チッピング性を向上、
また超耐熱合金加工に対応した独自のR刃のすくい角やボールカーブの最適化により、耐欠損性を向上し安定した高能率加工を実現。
中心まで4枚刃を保持し5軸加工にも最適な「VQN4MBF」と、先端2枚刃で切りくず排出性に優れ荒加工に対応する「VQN4MB」を選択することが可能。
- 2021年3月22日
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- 2021年3月5日
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・荒加工から仕上げ加工まで幅広く対応し、刃長1Dのスーパーショートタイプで工具剛性を向上させた、4枚刃のソリッドラジアスエンドミル。(70HRC対応)
・高精度なコーナR切れ刃と外周切れ刃はシームレス形状を採用、不等分割・不等リードで切削抵抗を低減し、良好な仕上げ面と加工時のチッピングを抑制。
・掘り込み加工が可能な広い切りくずポケットを有する中心刃形状で、(L/D=0.2)以下のドリリング加工も可能。
・超硬コーティング材種に高硬度材加工用新材種「DH110」を採用。
超硬母材は、超微細なWCを用い、優れた刃立性が得られる。
被膜「DH1」は、ナノ多層膜で構成された耐高温酸化性、耐衝撃性、被膜靭性および密着性において優れた材種。
- 2021年3月5日
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- 2021年3月4日
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このたび弊社では、『超硬ねじ切りカッタシリーズ』にロングネックタイプを追加し発売致しました。
1.ロングネックタイプ追加にあたって
超硬ねじ切りカッタシリーズは2010年の発売以降、主要なねじ規格を追加することで順調に販売を拡大して参りました。使用ユーザーの裾野が広がる中で、市場よりロングネックタイプ追加の要望が高まり、この度の発売に至りました。
2.製品の特長とメリット
超硬ねじ切りカッタの特長とメリットは下記の通りです。
良好な切り屑排出性で折れ込みのリスクを低減し、美しい加工面が得られます。
高硬度鋼のねじ切り加工を実現し、NCによる自動化に貢献します。
EDT形は1本で穴あけとねじ切りを同時に加工できます。
3.推奨できる加工用途(ロングネックタイプ)
従来の首下長では干渉が発生する加工(壁際の加工など)
従来では切りくずの排出性に難のある加工(穴奥の加工など)
4.仕様
エポックスレッドミル ET形
メートルねじ用 首下3Dタイプ(M3~M16 8アイテム)
メートルねじ用 首下3.5Dタイプ(M3~M16 8アイテム)
エポックDスレッドミル EDT形
メートルねじ用 首下3Dタイプ(M3~M16 8アイテム)
メートルねじ用 首下3.5Dタイプ(M3~M16 8アイテム)
- 2021年3月4日
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- 2021年3月1日
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三菱マテリアル株式会社 加工事業カンパニーは、センタリング・面取り加工用ソリッドドリル“リーディングドリルシリーズ”「DLE」に先端角145°タイプに型番を追加し、発売致しました。
センタリング・面取り加工用ソリッドドリル“リーディングドリルシリーズ”「DLE」は複合旋盤、自動旋盤で使用されるセンタリングや面取り加工などに対応したドリルです。このたび、先端角145°のドリル径10mm、12mmを追加し、使用用途の拡大を図ります。
センタリング・面取り加工用ソリッドドリル“リーディングドリルシリーズ”「DLE」先端角145°の主な特長は、以下の通りです。
1. ドリル先端部の切りくずの排出スペースにより、食い付き性が向上し、良好な穴品位を実現。また、二段先端角形状により、中心の強度を確保し突発欠損を抑制
2. すくい角が大きく、切れ味に優れた切れ刃により、バリの発生を抑制。
3. ドリル専用に開発されたPVDコーテッド超硬材種DP1020により、一般鋼はもちろん、軟鋼、炭素鋼、合金鋼、ステンレス鋼、鋳鉄系まで幅広い被削材で優れた耐摩耗性を発揮。
- 2021年3月1日
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- 2021年2月15日
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・進化した耐摩耗性
新開発Al-Richコーティング技術の採用により、高いAl含有比率と高い硬さを兼ね備える(Al,Ti)N膜を採用し、硬さに加え耐酸化性も大幅に向上させたことで、超耐熱合金の高速加工においても、極めて優れる耐摩耗性を実現しました。
・新開発Al-Rich(アルミリッチ)コーティング
アルミチタンナイトライド(Al,Ti)Nはアルミとチタンの複合化合物であり、非常に硬く熱に強い性質を持つことから、切削工具用のコーティング層として幅広く使用されてきました。
(Al,Ti)NはAl含有比率を増加させることで皮膜硬さが増しますが、従来技術ではAl含有比率が60%以上になると結晶構造に変化が生じ、皮膜硬さが低下していました。
独自技術による新しいコーティングプロセスにより、Al含有比率を高めても結晶構造が変化しないAl-Richコーティングを開発し、高いAl含有比率と高い皮膜硬さを実現しました。
- 2021年2月15日
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- 2020年12月16日
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ヤマザキマザックは主力の横型マシニングセンター(MC)の加工性能を高め、非加工時間も短縮した「HCN―6800NEO」を発売開始しました。
最大加工寸法は直径1050ミリ×高さ1300ミリメートル。
機械幅を223ミリメートル縮め、設置面積3405ミリ×6772ミリメートルと小型化しました。
価格は5250万円から。目標販売台数:年間200台。
主軸は最高毎分1万回転の標準仕様で出力を23%向上し、オプションの同8000回転の高トルク仕様は出力を50%向上し連続トルクを637ニュートンメートルと25%高めました。
標準43本、オプション仕様60本収容の自動工具交換装置(ATC)は新構造ドラム式マガジンで工具交換時間を短縮。搭載できる最大工具長も690ミリメートルに拡大。
人工知能(AI)が加工品の計測データ履歴を学習し加工誤差を自動補正する熱変位制御機能「Aiサーマルシールド」も新搭載。
自動化やクーラントのシステム、油圧治具などの拡張性も高めました。
- 2020年12月16日
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- 2020年11月20日
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完全自社開発だからこその、現場に合わせたソフトウェアのカスタマイズに対応可能な『Raptor』の最大測定範囲は径φ400㎜、高さ500㎜。
カメラアームはモーター駆動によるX/Z軸の自動運転を測定プログラムに基づいて行うので、作業者の拘束時間を低減し、現場の生産性を高めてくれます。
非接触式測定だから刃物の刃先を傷めることもなく、ダイヤモンドやCBNなど高価な工具の測定にも最適。
その操作性はとても簡単であり、ヒューマンエラーを低減してくれます。
ツールの取り付け・取り外しの繰り返し精度が安定するメカニカルクランプ方式を採用し、機上でコレットホルダのキャップ締め付け(60N・mまで)が可能です。
また、標準装備のアダプタトレイは、効率的な作業をするうえできっとお役立ちできます。
測定範囲
径:φ400mm
高さ:500mm
●刃物の刃先を傷めない非接触方式
●簡単な操作性
●エアシリンダでホルダを確実にクランプ
●機上でコレットホルダのキャップ締め付けが可能 ※MAX60Nm
- 2020年11月20日