what is「チャック」?
カテゴリー: 切削豆知識
チャックとは 工作物保持機器 (Work Holding Device)の一つで、主に旋盤(工作機械)主軸に取付けて、ワーク(工作物)を強い力で精度良く把握、旋盤主軸の旋回をワークに伝えると同時に、ワークの加工中も把握姿勢を保つ機能を持つ機器、簡単に言えば切削加工の時にワークを正しくしっかりと掴んでくれる機器です。チャックにはワークの形状や使用条件に応じて様々な種類のものがあります。
単動チャック
旋盤の主軸に装着し、4つの独立して動く爪により、工作物を保持する取付具をいう。
通常、四爪チャックや、インデペンデントチャックと呼ばれており、ハンドルを回すと4つの爪が独立して動く。
このチャックは、連動チャックと比較し、締付け力が強いので重切削にも適用できるが、通常、工作物の心出し作業が必要となる。
またこのチャックは、偏心削りなどにも用いられる。
電磁チャック
マグネットチャックともいい、電磁石の吸引力を利用して工作物を取り付ける保持具という。
この電磁チャックには永磁方式と電磁方式のものとがある。
通常、このチャックは平面研削盤に使用されるが、最近、吸引力の大きなものが開発され、フライス盤などの切削作業に用いられている。