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- 2023年7月13日
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サンドビックは、名古屋市中川区に切削工具のテスト加工機能やショールーム機能などを持つ「サンドビック・コロマント・センター(完成予想図)」を2024年3月までに開設する。加工の様子を施設外に配信するシステムも備える。国内の顧客サービスを向上させ、日本市場を一段と深耕する。
新センターは、新築の建屋を賃貸で借りる。敷地面積は約750平方メートルの2階建て。1階にテスト加工をする3台程度の先端の工作機械や製品を展示するショールームを設置。2階に40―50人ほどが収容可能なセミナールームを設ける。
また、新センター内での加工の様子を他の場所に配信、海外にある14カ所の同様の施設での加工を観られる「デジタル・ライブ・マシニング・システム」を備える。センターと顧客のオフィスと新センターをインターネットで接続し、来場しなくても加工状況を確認することも可能にする。
また、サンドビックグループ内のコンピューター利用製造(CAM)などのソフトウエアメーカーの製品を実演することを検討している。
同社は2022年8月に神戸市中央区にあった本社と名古屋市名東区にあった工具部門のコロマントカンパニー本部を統合し、現住所に移転。その際、旧本部内にあり、テスト加工などができる設備を瀬峰工場(宮城県栗原市)に移していた。
今回、製造業が盛んな中部圏の中心地で首都圏、関西圏からもアクセス性が良い名古屋市に同様の機能を強化した上で復活し、工具需要を掘り起こす。
- 2023年7月13日
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- 2023年7月7日
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日進工具は工具材料が「立方晶窒化ホウ素(CBN)結晶体」のマイクロボールエンドミルシリーズで、2枚刃形状の「SMB200」を発売した。刃先のボール半径(R)精度公差と触れ精度をそれぞれプラスマイナス0・002ミリメートル以内に仕上げるなどして超高精度仕様を実現した。Rが0・01ミリ―0・05ミリメートルで全7サイズを展開。R0・01ミリメートルの消費税抜きの標準価格は7万8000円。
SMB200ではR0・01ミリメートルのサイズから2枚刃形状を採用し、従来よりも加工効率を向上できる。CBN焼結体の特徴を最大限に生かして鋭いエッジも実現した。機械に取り付ける部分にあたるシャンク径の交差は、マイナス0・001ミリ―マイナス0・003ミリメートルの幅で0・002ミリメートル内の精度に仕上げた。
CBN焼結体はダイヤモンドの次に硬く、超硬合金と比べ約3倍の硬さを持ち、耐熱性や熱伝導性も高い。一方、強度や靱性は低いため、切削負荷の少ない仕上げ加工で、工具の摩耗を抑えながら、工具寿命の長期化などに貢献する。
- 2023年7月7日
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- 2023年7月6日
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ティーケーエンジニアリングは、金属3次元(3D)プリンターで積層造形(AM)した切削工具の受託製造に乗り出す。今夏に受注開始の予定。複数の工具を1本に集約したコンビネーション化やクーラント液の内部給油穴を自由に設計でき、加工条件に応じた工具製作が可能。一般的な工具に比べて、当初の価格は1・2倍程度の想定だが、最適工具を使った加工の効率化によるトータルコスト低減効果を訴求する。
TKEは自動車部品の機械加工、高周波熱処理を行う高雄工業のグループ会社。AM切削工具は高雄工業で使用し、実用性を確認できたことから外販の受注活動を本格化する。
本格展開に向けて、10月に独SLMソリューションズ製の3Dプリンター1台を新規導入する。導入額は約2億2000万円。
工具の材料に硬度、耐摩耗性、耐熱性に優れたマルエージング鋼を使用。面取りカッターと座ぐりカッターを1本の工具に集約するなど、コンビネーション化することで加工時間の短縮を提案する。内部に空間を作る中空形状も可能で、工具の軽量化が図れる。
またクーラント液の吐出口をシャワー形状にしたところ、刃先に高圧で均等にクーラント液が当たり、刃先冷却を効率化できた。自動化のネックの一つになっている切りくずの巻き付きを抑え、排出性が向上したという。
TKEは金属3Dプリンター3台を駆使し、高周波熱処理用の加熱コイル「AMコイル」の受注活動を推進。AMコイルの造形を通じてAM技術を蓄積してきた。
- 2023年7月6日
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- 2023年7月5日
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富士精工は切削工具や治具を製造する工程の省人化に注力する。切削工具の生産を自動化したラインを本社工場で5月に本格稼働させた。また、12月に導入予定の治工具生産工程の加工機も無人運転をできるようにするなど、多くの工程で省人化を進める。主力である自動車関連向けの製品の需要が、電気自動車(EV)の普及で縮小するとみられる中、新規分野開拓の人員を確保するために現在の生産工程の省人化を図る。
切削工具の自動化ラインは、加工機2台と無人搬送車(AGV)、ロボットを組み合わせる。ロウ付けなどの一部の工程を除き、粗加工から研磨、座繰り、溝切りなど完成品までのほぼ全ての工程を24時間無人で稼働できるようになる。従来から各工程ごとに省人化のための自動化に積極的に取り組んでおり、同ラインはその集大成となる。
富士精工は切削工具でも特殊品を得意とするが、約70%の製品を同ラインで生産できるようになる。今後は、それ以外の製品の自動化に注力する。
ホルダーや治工具などを生産する工程では、超精密加工機を12月に導入する。同加工機は、パレットチェンジャーで無人加工を可能にする予定。そのほかにも、検査工程も自動検査装置を入れるなどして省人化し、全体の40%を自動で検査可能にした。
同社は主に自動車関連の特殊ホルダー、切削工具を手がける。生産工程を省人化することで、新規分野への人繰りを狙う。
また、自動化に合わせて作業場所を集約して省スペース化し、新規分野の作業場所も確保する。
- 2023年7月5日
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- 2023年7月3日
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ハイマージャパンは、研削加工機能付きマシニングセンター(MC)用砥石アーバ(アダプター)を発売した。親会社で工具関連メーカーの独ハイマーの製品で、2022年秋に欧米市場へ投入し、このほど日本市場でも取り扱いを始めた。消費税抜きの価格は17万円から。年間販売目標で300台を目指す。
研削加工機能付きMCは、ワンチャッキングで切削に加え、研削加工の仕上げまで行える。今回の砥石アーバは多様なテーパーシャンクに対応し、合計173モデルを標準品でそろえた。
砥石取り付け時およびドレッシング後に生じるアンバランスは、バランサーと組み合わせて製品本体のネジ穴で修正が可能。独自のクーラント吐出設計で、加工面へ的確にクーラントを供給して冷却できる。使用する砥石のタイプで特注品の対応も行う。
すべての砥石アーバは、ISO規格の釣り合いの良さ「G2・5」の精度で1分当たり最大2万5000回転で事前にバランスをとっている。
ハイマージャパンの野坂社長は今回の製品投入により、「既存の切削加工分野に加え、研削加工分野にも力を入れていく」とする。2023年12月期の売上高は前期比1・5倍を目指す。取り扱い製品をPRするショールームを大阪本社に構えるが、2年内をめどに関東圏、中部圏でも開設を計画している。
- 2023年7月3日
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- 2023年6月30日
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三井精機工業は航空機エンジンメーカー向けに円盤状のローターディスクと翼を一体化したブリスクを加工できる5軸マシニングセンターを供給している。1枚の円盤から何十枚もの翼を削り出すため、高精度な機械が求められる。同社は部品の開発から携わり新しい加工方法を開発できる技術を持っており、顧客の要望に柔軟に対応する。
ブリスクは航空機用エンジンの圧縮機部や小型エンジンのファンブレード部に使用する。ブレードとディスクが別部品のものと比べて軽量化やクラック発生のリスク低減につながる。
加工の難しさについて川上社長は「材料には難削材であるチタン合金などが使われる。加工時間の短縮によるコスト削減や面の精度、工具の高寿命化などが求められる」と語る。翼は仕上げ形状に近づくに従い薄くなるため剛性が低下し、振動によるびびりが発生しやすくなる。
ブリスクの翼の厚みは約1ミリメートル。面にくぼみがあったり、翼のエッジ部分に溝ができたりすると、気流が乱れ失速の原因になる。要求精度は各メーカーにもよるが、加工後の手磨き工程を省ける面粗度(Ra)0・4マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。一つのブリスクで数百万円以上するため、手作業による誤差発生を防ぎたいというメーカーの要望に応える必要があった。
同社はブリスク加工用途として5軸立型マシニングセンター「Vertex55X Ⅲ」などを内外に100台以上納めた。同製品はチタン合金などの難削材加工に対応できる機械剛性を持つ。回転軸の中心付近に加工点を設け、加工時間短縮に貢献することも特徴の一つだ。17年発売の「Vertex75X Ⅲ」は全ての翼を削る時間が従来製品比25%減の45時間となった。
加工は翼の周りを工具が回りながら削りだす。守田幸市営業本部精機営業部次長兼精機販売推進室長は「翼の先端部分から中心部にむけて徐々に削り出していく。エッジの部分がギザギザにならないように制御できる技術を持つ」と話す。
同社は1980年代にチタン製ブリスクを加工するための特別仕様の同時5軸制御マシニングセンターを北米の航空機エンジンメーカーに納入した実績を持つ。燃費向上や二酸化炭素(CO2)の排出量を削減するため約10年前から民間用エンジンでもブリスクの需要が増えた。大手工作機械メーカーは手を上げたがらない中、三井精機工業は小回りの良さと難削材を高能率に加工するノウハウを生かして、各メーカーの要望に対応していった。
今後は耐熱性が高いニッケル合金など新たな材料の利用により、加工難易度が上がる可能性がある。金属積層造形(AM)による補修も注目が集まる。川上社長は「航空宇宙分野は難しい分野。ニッチな市場で高い要求精度が求められるが、その分やりがいがある」と顧客と一緒になった開発を続けていく方針だ。
- 2023年6月30日
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- 2023年6月29日
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エヌティーツールは、独自開発のシールストッパーを採用し、刃物フラット部からのクーラント液漏れを抑えたコンピューター数値制御(CNC)旋盤用スリーブ「クーラントバイトスリーブ」を発売した。刃先から効率よく加工物(ワーク)内径にクーラント液を吐出でき、ボーリング加工での切りくず排出性が向上する。価格は1万6000円(消費税抜き)から。
工具の内側からクーラント液を吐出する内部給油ホルダー対応で、オイルホールが付いたボーリングバー専用スリーブ。刃物シャンク内に装着したシールストッパーがクーラント液圧で端面に密着し、刃物フラット部の隙間からのクーラント液漏れを防ぐ。クーラント液圧の低下を抑え、最適なクーラント液の吐出により、切りくず排出性のほか加工品質の向上、チップの長寿命化につながる。
同社は主にマシニングセンター用で培ったツーリング技術を生かし、旋盤分野で販路拡大を本格化している。
- 2023年6月29日
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- 2023年6月27日
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工作機械メーカー各社が数マイクロメートル(マイクロは100万分の1)単位の精度が求められる高精度加工でしのぎを削っている。精度や品質に優れる加工と共に提案に注力するのが、人手不足に伴う自動化や省エネルギー性能だ。
「世界で工場に人が集まらなくなっている」。三菱電機産業メカトロニクス事業部の清水利彦副事業部長はこう危惧する。
同社が提案するのはワイヤ放電加工機「MPシリーズ」にロボットと無人搬送車(AGV)を組み合わせた自動化システム。拡張性が高いシステムで既存の工場レイアウトをいかして導入できる。加工対象物(ワーク)の加工機への着脱や搬送を自動化し、24時間連続で高精度な加工を支える。形彫放電加工機「SV―Pシリーズ」では人工知能(AI)技術で、機器の制御を補正しながら高精度加工を実現。同社メカトロ事業推進部の河野央夫放電事業推進グループマネージャーは電子部品向け金型など微細加工分野で「高精度な加工と自動化需要に応えたい」とした。
アマダマシナリーはデジタルプロファイル研削盤「DPG―150」を出展。独自の撮影技術を活用したデジタルプロジェクターにより、高精度な自動計測や補正加工を実現した。これまで精度計測などは人の目で判断していたため熟練技術が必要だったが、「経験の浅い作業者でも扱いやすくし、高精度な加工ができる」(同社担当者)と強調する。
牧野フライス製作所は機械安定化制御技術「イースタビライザー」を搭載した立型マシニングセンター(MC)「V56iPLUS」を訴求する。同技術は温度変化で生じるわずかな機械変形を予測し、自動制御により高精度な加工を維持する機能などで構成。厳密な工場空調機器がない環境でも高い加工精度を実現でき、消費電力を12%削減する効果が見込まれる。同社開発本部の重村大介マネージャーは、「脱炭素に向け環境に配慮した製品への関心は高く、高騰する電気代の削減にもつながる点を提案したい」と意気込む。
- 2023年6月27日
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- 2023年6月23日
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ブラザー工業は主軸30番の小型マシニングセンター(MC)「スピーディオ」の新モデル「W1000Xd2」、「M300Xd1」を発売した。W1000Xd2は30番機で最大級の加工エリアを持ち、価格は957万円(消費税抜き)。M300Xd1はマシニングと旋削の加工が可能な複合加工機で、価格は1452万円(同)。
W1000Xd2は従来モデルと同様に移動量がX軸1000ミリメートル、Y軸500ミリメートルと主軸30番機の領域を超えた加工エリアを実現。複数加工対象物(ワーク)を並べる多数個取り加工や幅広い治具を並べて置ける。
今回、Z軸移動量を従来より80ミリメートル増の380ミリメートルに拡大。テーブル最大積載質量も100キログラム増の500キログラムと、より大型の部品加工や治具搭載を可能にした。工具交換装置は工具収納本数が従来からの14本、21本のタイプに加え、28本も選択できるようにした。
M300Xd1も従来の22本に加え、28本タイプも使えるようにした。また、同時5軸加工に対応する「M300Xd1―5AX」も発売。価格は1591万円(同)。
工具に対しワークの加工表面が最適な向きになるよう五つの軸を同時に動かし、複雑な輪郭形状のワークを高速・高精度に加工する。
- 2023年6月23日
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- 2023年6月22日
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日刊工業新聞社がまとめた工作機械主要5社の5月の受注実績は、前年同月比11・2%減の368億8400万円と5カ月連続で減少した。前月比では5・0%増と2カ月ぶりに増加した。欧米での金利上昇や中国経済の先行き不透明感などから、設備投資を様子見する動きが広がり、受注の調整局面が続いているようだ。
5社合計の外需は前年同月比4・0%減の263億4900万円と、3カ月連続で減少した。内需は同25・3%減の105億3500万円と、7カ月連続の減少となった。
5社のうち、前年同月比で総額が唯一増加した芝浦機械は外需がけん引。中国では産業機械向けに横中ぐり盤、車載カメラ向けに超精密加工機、韓国では自動車照明向けに超精密加工機の受注が伸びた。
オークマは北米で中小企業を中心に金利上昇の影響が見られるが、「電気自動車(EV)、オイル・ガス、航空機向けなど幅広い業種で受注を得ている」という。中国ではEVや一般機械向けなどで受注が続くが、先行き不透明感などから「商談が長引きつつある」状況だ。
ツガミは市場全体で受注の調整局面が続いていると見るが、「日本や中国ではEVなどで反発の兆しが出てきているとの声も聞かれる」とした。
ジェイテクトは一般機械や自動車関連向けでスポット受注があり内需を支えた。同社経営企画部は「国内ではエンジン部品以外の一般機械向けの受注に回復傾向が見られる」との認識を示した。
牧野フライス製作所は2023年度上期(4―9月期)を受注の調整局面と予想しており、「5月も落ち着いた水準が続いた」と見る。今後の受注動向については「半導体製造装置向けなどがけん引役となり、下期から国内外で受注が回復していくと想定している」との見通しを示した。
オークマは受注の調整局面が続く現状から「4―6月期を底に緩やかな回復局面を見込んでいる」とした。ジェイテクトは今後について「中国ではEVなど新エネルギー車向けの高い需要の維持」を期待し、北米では金利やインフレ上昇の落ち着きによる「受注の回復を期待している」という。
- 2023年6月22日
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- 2023年6月21日
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牧野フライス製作所は、工作機械の消費電力削減や生産性向上に貢献する技術を開発した。温度変化で生じるわずかな機械変形を予測し、自動制御により高精度な加工を維持。厳密な工場空調機器がない環境でも消費電力を2013年比12%削減する。こうした環境に応じて制御を最適化する技術や省エネ機能をマシニングセンター(MC)「V33i」など7機種に搭載し、発売開始した。
温度による機械変形を予測して補正する制御技術「スタビライザー」では、工場環境の気温が9度C変化しても位置決めの誤差をプラスマイナス3マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以内に安定できる。リングゲージなどの測定機器で、実際の使用下での温度と変位の関係を取得して分析し、最適な制御を実現する技術「オプティマイザー」も開発。高精度な加工などにも寄与する。
また油圧ユニットなど工作機械の補器類の運転を最適化し、消費電力を待機時と比べ30%削減する機能なども展開。
- 2023年6月21日