進興がロータリー研削盤開発 横2軸で高精度 SiC半導体対応

進興製作所は、2軸で高精度に加工できる横軸ロータリー研削盤「HRS―750Bm」を開発し、発売した。
粉じんの散乱防止のためフルカバー構造にするなどし、クリーンな環境が必要な半導体業界を中心に拡販を見込む。
ロータリー式で横型の研削盤は進興製作所として初めて。加工テーブルのサイズは、研削盤では一般的な直径600ミリメートルに対して750ミリメートルとし、車載向けなどに需要拡大が見込まれる炭化ケイ素(SiC)パワー半導体製造に要求されるサイズに対応した。
傾斜角度は、他の横型ロータリー研削盤ではプラスマイナス3度までの機種が多いが、HRS―750Bmはプラスマイナス10度まで傾けられる。これにより、これまでは傾斜が足りなかった円形の片・両刃カッターの製造に対応できる。操作はタッチパネル式で、プログラミングの知識がなくても直感的に使える。同社は機械制御のためのソフトを自社で開発しており、顧客の要望に合わせてカスタマイズできる。
永電磁チャックを使用しており、電力を使うのは着脱の際のみ。常に電力を使用する電磁チャックと比べて熱が発生しないため、熱による加工対象物(ワーク)の変形を防ぎ、より高精度に研削できる。
大きさは幅1700ミリ×奥行き3260ミリ×高さ1900ミリメートル。対応できるワークの最大寸法は高さが300ミリメートル、長さが直径800ミリの円形または1辺530ミリメートルの正方形で、最大重量は300キログラム。
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- 2025年4月1日
エンシュウは横型マシニングセンター(MC)のロングセラー機「GE480H」の機能を刷新した新機種の受注を開始しました。
消費電力を従来モデル比約17%削減するなど、市場動向やユーザーの要望に応じました。
受注を開始した「同アップグレード」は、ツールマガジンの工具収納本数を従来モデル比20本増の60本としたほか、最大工具長を同100ミリメートル延長の450ミリメートルにするなど標準仕様を変更しました。
また操作盤をタッチパネル化して視認性を向上したほか、段取り側のパレットに自動旋回機能を付けるオプションなどを設定。 -
- 2025年3月28日
ヤマザキマザックは3タレット2スピンドルのコンピューター数値制御(CNC)旋盤2機種を発売しました。3タレット構造により、第1主軸と第2主軸での同時加工が可能となりました。
双方の主軸で加工量に偏りがある場合に、加工時間のバランスを取る機能によりサイクルタイムを削減。
「HQR―200/3 ネオ」と「同250/3 ネオ」。バーフィーダーやワークアンローダーなどの自動化システムを活用して、チャックワークからシャフトワークまでさまざまな部品加工の自動化に対応します。
3タレットに特化した専用画面とサポート機能を備えたCNC装置「マザトロール スムースジーキューブ」を搭載し、多様な干渉チェック機能により3タレットの複雑な動作でも安全な運転を実現しました。
稼働中の消費電力をCNC装置のモニター上に見える化する「エナジーセーバー」機能も搭載する。インバーター式油圧ユニットやチラーユニットの採用により、消費電力も削減しました。 -
- 2025年3月12日
津田駒工業は両面板仕様の横型マシニングセンター(MC)用数値制御(NC)円テーブル「RWB-320K、DF」を発売しました。
前後にワークを把持し、一度の段取りでワークを2個加工できます。
テーブル直径は320ミリメートルで、センター穴の貫通穴径は55ミリメートル。積載質量は縦置き時で250キログラム。
両面板仕様を投入することで生産性向上につながるとして、自動車関連をはじめとする幅広い産業向け -
- 2025年3月10日
グリーンツールは、金型の試作などに使われる複合材料ケミカルウッド向けのエンドミルを発売しました。
最適な靱性(じんせい)や粒度を持つ超硬母材を用いて、刃形も新たに設計。
コーティングレスの超硬ソリッドエンドミル。刃先が丸いボールと、四角いスクエアの2タイプで、刃数は2枚。直径6ミリ―12ミリメートルの4サイズをそろえました。
ケミカルウッドは木粉とウレタン樹脂からなる複合材で、柔らかくて軽いが専用工具はなかった。適した超硬母材を選定し、刃のどの部分が当たってもすくい角が同じになるよう刃形状を設計した。コーティングレスながら長寿命を実現した。
グリーンツールの本業は工具の再研磨。新品工具部門の「テクニカルラボ」として開発した。将来の別会社化を検討している。 -
- 2025年2月26日
ヤマザキマザックは電気自動車(EV)などの中・小物部品の加工に最適な立型マシニングセンター「FF―400V/30」を発売しました。
機械幅は1630ミリメートルと小型で30番テーパの主軸を搭載し、高速・高剛性に特化した構造。
従来よりもX・Y・Z軸の加減速を向上し、サイクルタイム短縮を実現しつつ、アルミニウムのほか鋳物や鉄系などの重切削もできるようにしました。
2軸回転テーブルを搭載し、複雑形状の加工対象物(ワーク)もワンチャッキングでの多面加工で工程集約が可能。切り粉の排出性を高めた加工エリアの構造と機械幅を小型にした設計により、長時間無人運転を行う量産ラインにも対応。
エアキットや潤滑装置などを機械背面に集約し、日常の保守作業をしやすくしました。切りくずの堆積を防ぐカバークーラントを標準搭載し、作業者の負担を軽減するほか、前面ドアの開口部を大きくし、無理のない姿勢でワークの着脱、治具交換ができるなど、保守性や作業性も向上。
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